INTERVIEW

社員インタビュー

信頼を設計する最前線
デジタル社会の土台をつくる

IT技術職
研究
Y.K
2021年入社

Q1 現在の業務内容

担当領域と業務内容について教えてください。

Trusted Webの実現に向けて、データの信頼性を証明する技術の研究開発および企画業務を担当しています。主に、デジタル証明書やブロックチェーンなど、Web上で流通するデータの真正性や発行元の信頼性を担保する技術について、調査・検証を行っています。

具体的には、複数の要素技術を組み合わせた基盤技術の検討や、PoC(概念実証)の企画・実施を通じて、技術的な成立性や運用上の課題を整理します。現在は、海外企業との技術連携を前提としたPoC案件を担当しており、仕様の確認、検証項目の設計、検証結果の整理などを行っています。

また、研究開発と並行して知財戦略にも関与しており、技術検討の段階から特許出願を見据えた整理や、社内の知財部門との連携も業務の一部です。社内外の関係者と連携しながら、研究テーマの検討から事業化に向けた基盤づくりまでを一貫して担当しています。

Q2 入社後の経験

1年目、2年目、3年目に何を経験しましたか?

1 年目

基盤技術の理解と研究開発プロセスの習得

TOPPANの事業領域の広さと、複数分野の研究背景を生かせる環境に魅力を感じ、研究開発職として入社しました。入社後はデジタル技術戦略センターに配属され、Trusted Web関連の国内外の動向調査やデジタル証明書、ブロックチェーンといった基盤技術の調査・評価を担当しました。アバターのなりすまし防止や改ざん検知に関する技術検証、電子透かし技術の耐性評価、特許出願に向けた検討など、研究開発業務の基礎を経験しました。

2 年目

新規テーマ探索とPoCの実施

新規テーマ探索を担当し、課題設定から技術検証までを主体的に進めました。信頼性あるデータを用いた自己表現アプリの試作検討や、ブロックチェーン技術を用いた実績証明のPoCを実施し、要件整理、検証設計、評価までを一通り経験しました。技術単体の検証だけでなく、想定利用シーンを踏まえた検討にも取り組みました。

3 年目

事業化を見据えた技術検討と対外連携

複数技術を組み合わせたビジネス検討に関与し、国内外の企業と技術要件のすり合わせを主導し、プロジェクトの全体設計を推進しました。デジタル証明書や真正性技術の活用方法について、要件整理や技術的な成立性の検討を行い、海外企業とのPoC企画にも参画。研究開発段階から事業化を見据えた技術検討を進めています。

特にやりがいを感じた仕事や
大変だった仕事を教えてください。

担当したPoC案件において、技術検証結果をもとに外部企業との検討が進み、実運用を想定した議論につながった仕事です。また、研究開発段階から検討してきた技術について、特許出願に向けた整理を行い、知財としての権利化にも関与しました。

一方で、技術的に成立する内容であっても、事業や社会実装を前提とした条件整理が必要となり、要件の再定義や検討のやり直しが発生するケースも多くありました。特に、技術的な成立性と事業性の両立を図る検討は難易度が高いものでしたが、その分、実運用につながる形に整理できた際には大きなやりがいを感じました。

これまでの経験を通じて、学んだことや
自分が成長したと感じることはありますか?

業務を通じて、デジタル証明書やブロックチェーンなど、データの信頼性を担保する技術要素について市場への組み込みを前提とした、技術要件とビジネスモデルの紐付けと整理ができるようになりました。また、研究開発と並行して知財戦略に関与することで、技術検討段階から特許出願を見据えた整理や、将来的な活用を意識した考え方を学びました。

Q3 今後のキャリア

これから挑戦したい仕事や役割、目指している姿はありますか?

今後は、海外企業との連携や国際的な技術検討に引き続き携わり、国や地域ごとに異なる制度や前提条件を踏まえた共通基盤づくりに関わっていきたいと考えています。また、これまでの研究背景と現在の業務で扱っている技術領域を組み合わせ、特定分野における専門性を高めていくことを目指しています。将来的には、研究開発と事業の橋渡しとなる役割を担い、技術検討から社会実装までを見据えた業務に継続的に関わっていきたいと考えています。

所属・インタビュー内容は取材当時のものです