「信頼」を設計し、
守りからDXを推進する
Q1 現在の業務内容
担当領域と業務内容について教えてください。
金融機関やクレジットカード会社、行政など、厳格な情報管理が求められる企業に対し、セキュリティを前提としたDX企画を担当しています。
個人情報や決済情報を扱う業界では、利便性の向上だけでなく、安全性・ガバナンス・運用体制まで含めた設計が不可欠です。私は、顧客の業務フローや情報の流れを可視化し、リスクポイントを整理したうえで、デジタル施策やBPO、RFIDなどを組み合わせた全体設計を行っています。
TOPPANの強みは、デジタルだけでなく、印刷や物理媒体、運用支援まで横断できる点にあります。単一施策の導入ではなく、セキュリティ水準を担保しながら実装・運用まで成立する仕組みを描くことが求められます。営業部門と連携し、顕在化していないリスクを含めて構造化し、実行可能な企画として具体化することが私の役割です。
Q2 入社後の経験
1年目、2年目、3年目に何を経験しましたか?
品質基礎と「信頼」の重みを学ぶ
「情報で創造する」という姿勢に共感し入社しました。大学では情報学を学んでいてデータの利活用についてはもともと興味があり、紙とデジタルを掛け合わせることができる環境であれば、領域を限定せず価値創出ができると考えたことが理由です。
1年目は先輩に同行し、事前準備の重要性を学びました。現地調査やユーザー視点の検証を重ねる姿勢、資料構成やレイアウトの基本まで徹底する姿勢が、信頼の前提であることを理解しました。
セキュリティを前提とした構造設計への転換
社内で拡大途上にあったデジタル領域の提案を担当しました。新規性の高い施策ほど、情報管理や運用体制への懸念が生まれます。利便性だけを語るのではなく、「どの情報がどこを通り、どこで管理されるのか」を整理する必要がありました。
この時期に、リスクの洗い出しやコンプライアンス観点を含めた設計の重要性を実感しました。セキュリティは後付けではなく、企画の初期段階から織り込むべきものだという視点が養われました。
プロジェクト統括と役割分担
大規模案件のメイン担当を経験しました。当初はあらゆる業務を自分一人で抱え込んでしまう場面もありましたが、この案件を通じて、専門スタッフを信頼し、役割を委ねる重要性を肌で感じました。 「個」の力だけでなく、リソースを最大限活用したマネジメント・全体設計に注力することで、プロジェクトをより力強く推進できることを学びました。
トラブル発生時には前面に立ち、状況整理と説明を行う立場となりました。セキュアDX領域では、万が一のリスクにどう備え、どう説明するかが重要です。単に企画を描くだけでなく、最後まで責任を持つ姿勢を学びました。
特にやりがいを感じた仕事や
大変だった仕事を教えてください。
大規模Webサイト制作案件では、方針変更により企画が白紙に戻る局面がありました。利便性とセキュリティ水準の両立が求められる中で、ユーザビリティを保ちながら情報管理体制を再設計しました。
単なるデザイン修正ではなく、情報の取り扱いフローそのものを見直し、根拠ある設計を重ねました。最終的に安全性と利便性を両立した形で公開できたとき、セキュアDXの価値を実感しました。
これまでの経験を通じて、学んだことや
自分が成長したと感じることはありますか?
最も伸びたのは「構造化と巻き込み」の力です。顧客課題を整理する際、機能要件だけでなく、リスク要件や運用要件まで含めて設計する視点が身につきました。
また、セキュリティは一部門だけで成立するものではありません。社内外の関係者を適切に配置し、合意形成を行うプロセスを重ねることで、実行可能性の高い企画設計ができるようになりました。
Q3 今後のキャリア
これから挑戦したい仕事や役割、目指している姿はありますか?
今後は、AIなどの先端技術を活用しながらも、安全性を前提とした高度なDX設計に挑戦したいと考えています。利便性を追求するほど、情報リスクも高まります。そのバランスを設計できる企画人材を目指します。
特定商材に依存せず、課題起点で最適解を描きながら、「安心して任せられる」と思っていただける存在になることが目標です。TOPPANの多様なリソースを活かし、信頼を基盤とした社会インフラづくりに貢献していきます。
所属・インタビュー内容は取材当時のものです