INTERVIEW

社員インタビュー

素材の表情を設計し
空間に新たな価値を生み出す

企画職
環境デザイン
H.K
2021年入社

Q1 現在の業務内容

担当領域と業務内容について教えてください。

化粧シートの表層デザイン制作を担当しています。インテリア内装の床・壁・建具などに使用される意匠を開発し、得意先へ提案しています。

業務は大きく三つあります。第一に、意匠デザインの開発です。素材調査やトレンド分析を行い、新柄の企画・設計を行います。第二に、得意先への提案活動です。流行色や質感傾向、景気動向などを踏まえ、製品コンセプトに沿った意匠を提示します。第三に、社内外との連携です。営業、オペレーター、技術部門と協働し、再現性や量産性を踏まえながら製品化を進めます。

デザインは単なる装飾ではなく、空間全体の印象を左右する要素です。トレンドと顧客特性を踏まえ、意匠の価値を言語化しながら提案を行っています。

Q2 入社後の経験

1年目、2年目、3年目に何を経験しましたか?

1 年目

素材理解と製品化プロセスの習得

職場体験型インターンで素材の奥深さに触れ、入社を志望しました。1年目は先輩の案件を補助しながら、化粧シートの制作工程を学びました。

壁紙や床材、建材など幅広い商材に触れ、特に難度の高いプロジェクトでは木目意匠の再現方法を学びました。天然素材をどのように製品として表現するか、その工程理解が基礎となりました。

2 年目

担当顧客を持ち提案力を強化

担当顧客を持ち、提案からデザイン制作までを一貫して担当するようになりました。顧客の要望に応えるだけでなく、付加価値を加える提案を意識しました。

市場動向やトレンド情報を整理し、デザインの根拠を資料として提示することで、意匠の説得力を高める取り組みを行いました。

3 年目

顧客特性に応じた設計視点

新たな顧客を担当し、企業ごとの価値観や判断基準の違いを学びました。色味や質感の細部にこだわる顧客、論理的根拠を重視する顧客など、特性に応じて提案内容を変える必要があります。

海外展開を行う顧客では、日本と異なる感性への配慮も求められました。市場ごとの嗜好差を踏まえた意匠設計に取り組み、視野が広がりました。

特にやりがいを感じた仕事や
大変だった仕事を教えてください。

三種の天然石(マーブル・トラバーチン・スレート)を組み合わせたフロアタイルの開発が印象に残っています。通常は一種類の石種で構成するところを、異なる模様を統合する設計を行いました。

石種ごとの質感や色味差を整理し、製品として統一感を持たせるため、版設計段階から調整を重ねました。難度の高い意匠を製品化できた経験は大きな財産です。

これまでの経験を通じて、学んだことや
自分が成長したと感じることはありますか?

CMF(Color・Material・Finish)に関する知識が大きく向上しました。色・素材・仕上げの三要素を体系的に設計する視点が身につきました。

また、意匠が何万メートル単位で世の中に流通することを意識し、品質管理と責任感が強まりました。感覚的なデザインではなく、再現性と量産性を踏まえた設計が現在の基盤です。

Q3 今後のキャリア

これから挑戦したい仕事や役割、目指している姿はありますか?

今後は、デジタル原稿を活用した新たな制作手法の確立に挑戦したいと考えています。高解像度データを活かし、現物スキャンでは実現できない表現領域を拡張することが目標です。

顧客ニーズへの対応にとどまらず、自身の視点を反映した意匠を提案し、新たな市場価値を生み出せるデザイナーを目指します。素材理解とデジタル技術を掛け合わせ、空間に新しい選択肢を提示していきます。

所属・インタビュー内容は取材当時のものです