企業価値向上と
サステナブルな社会づくりを
支える
Q1 現在の業務内容
担当領域と業務内容について教えてください。
TOPPANグループ全体の生物多様性保全活動を推進しています。
具体的には、TNFD対応に向けた自然関連リスク・機会の分析、地域NPOと連携した環境保全活動の企画・実施、社内向け生物多様性教育イベントの運営、原材料調達における合法性・持続可能性の調査などを担当しています。
社内では各工場の環境担当者、原材料調達部門、広報部門と連携し、社外では専門知見を持つNPOやコンサルタントと協働しています。単発の活動ではなく、事業活動と自然資本の関係性を構造的に整理し、企業としての責任を果たす体制づくりが現在の役割です。
Q2 入社後の経験
1年目、2年目、3年目に何を経験しましたか?
生物多様性の基礎理解と全体像把握
大学院では二酸化炭素吸収材料の研究を行っており、環境分野に携わりたいと考えていました。環境配慮型パッケージなどに取り組むTOPPANであれば、事業と環境課題の両立に関われると考え入社を志望しました。
1年目は生物多様性に関する国際動向や制度を学び、地域NPOや専門家との対話を通じて基礎理解を深めました。企業活動が自然資本に依存し、同時に影響を与えている構造を把握することが業務の出発点となりました。
主体的な企画推進
社員や家族向けの自然体験イベント、小学校への在来植物の種の寄贈活動などを企画・実行しました。地域NPOと協働しながら、内容設計や安全面の調整を担当しました。
活動を通じて、自然共生社会の実現には地域と企業の協働が不可欠であることを実践的に学びました。社内外の関係者を調整する力が求められる場面が増えました。
情報発信と全社波及
社内ニュースやホームページを通じた情報発信を担当しました。また、各事業所向けの生物多様性ガイドラインを作成し、全社的な取り組みの基準を整理しました。
個別活動にとどまらず、グループ全体の理解と行動変容につなげる役割へと変化しました。発信内容が企業評価に影響することも意識するようになりました。
特にやりがいを感じた仕事や
大変だった仕事を教えてください。
紙の原料となる木材調達先について、自然への依存度とインパクトの評価を行いました。国内外の調達拠点を通じて製紙会社へ調査票を配布し、複数言語で寄せられた回答を整理しました。
FSC認証取得状況や地域特性を分析し、コンサルタントの評価結果と照合しながら優先評価拠点を特定しました。膨大な情報を構造化し、経営判断の材料として提示できたことは大きな成果でした。
これまでの経験を通じて、学んだことや
自分が成長したと感じることはありますか?
専門外であった生物多様性分野について体系的に学び、自然関連リスク評価の分析力が向上しました。評価ツールの活用や外部専門家との連携を通じて、事業と自然の関係を定量的に整理する視点が身につきました。
また、社内外の多様な立場をつなぐ調整力も強化されました。環境課題は単一部門では完結しないため、共通言語をつくる役割の重要性を理解しました。
Q3 今後のキャリア
これから挑戦したい仕事や役割、目指している姿はありますか?
今後は生物多様性に加え、気候変動や資源循環など他の環境課題にも専門性を広げたいと考えています。複数分野の知識を統合し、より包括的な環境戦略を設計できる人材を目指します。
環境分野の専門家として、社内外から相談される存在になることが目標です。TOPPANの企業価値向上と持続可能な社会の実現を両立させる施策を構想・推進していきます。
所属・インタビュー内容は取材当時のものです