2015/05/15
~小中学校9年間の情報を自治体単位で管理が可能に~
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、自治体単位での校務情報化を支援する校務支援システムパッケージ「マナレコ」を開発。市区町村の教育委員会向けに2015年5月中旬より本格的な販売を開始します。
「マナレコ」は、凸版印刷が学校現場と共同実施した業務分析の結果をもとに開発した、自治体内の小中学校の教職員、学習者情報の一元管理を実現するシステムです。
教職員が日々入力した情報が行事黒板ポータルや帳票などに自動反映され、スムーズな情報共有と転記回数の縮減など教職員の業務負荷軽減を実現します。さらに児童・生徒の成績や出欠、保健管理などの記録を高いセキュリティ性を持つサーバーに蓄積、一元管理することにより、過去にさかのぼって情報を把握できるようになり、より子ども一人ひとりにあった、きめ細やかな教育指導の実現を支援します。
校務支援システムパッケージ「マナレコ」は、2015年5月20日~22日に東京ビッグサイトで行われる「教育ITソリューションEXPO」の凸版印刷ブースにて紹介します。
■ 開発の背景
学校教育におけるICT機器の普及状況は、電子黒板やPCの導入、ネットワークの敷設、タブレットPCの全生徒への導入が2019年に完了すると予測されるなど、より効果的な学習環境が整いつつあります。一方で教職員の校務作業負担により、児童・生徒と接する時間の不足や教職員間のコミュニケーション不足という課題に対する対応が求められています。
このようななか整備の進んだICT環境を活用し、教職員の業務負荷を軽減させることで、生徒個々に応じた課題や話題の提供などのきめ細かい指導の実現を図ります。
■校務支援システム「マナレコ」の特長
・進級・進学時の学校間データ連携が可能 (9年間の情報が蓄積)
・ひとりひとりの単位で学習者情報の管理が可能 (特別支援学級への対応)
・ユーザ側で帳票レイアウトのカスタマイズが可能
・学校現場さながらのデザイン・縦書き表示の行事黒板ポータルで、PC操作に慣れない教職員でも抵抗感なく利用できる
・教職員に浸透度の高いExcel形式による入出力
・ユーザの権限を役割ごとに設定可能
■「マナレコ」導入までの推奨ステップ
導入にあたり、各学校における業務、帳票、コミュニケーション方法などの現場課題のたな卸しを実施することにより、効果的なシステム運用を実現します。

■ 校務支援システム「マナレコ」の機能詳細
・成績管理(成績処理、所見・指導要録案、通知表・調査表作成など)
・出欠管理(出欠情報、出席簿など)
・時間割設定、変更
・保健管理(来室記録、保健日誌、健康診断結果登録など)
・行事・スケジュール管理(行事、出張、休暇など)
・文書管理(文書回覧など)
■ 今後の目標
凸版印刷は今後も開発を進め、学習支援システムなどとの連携を図るとともに、各教育現場のニーズに応じた情報化支援サービスの提供を目指します。
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