ESG投資指標への組み入れ状況

CDP気候変動 Aリスト

環境情報開示に関する国際的な非営利団体「CDP」による2023年調査において、評価カテゴリの一つ「気候変動」で、最高評価「Aリスト」に選定されました。「気候変動」カテゴリの2023年度評価では、全世界で346社、日本企業は109社が最高評価である「Aリスト」企業に選定されました。
CDPは国際的な環境非営利団体で、世界の企業・自治体を対象に、環境問題に関する取り組みについて調査・評価を行っています。CDPの評価プロセスは、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言にも準拠しており、企業の環境活動評価のグローバルスタンダードとして広く認知されています。2023年度は、740 社以上の署名金融機関がCDPを通じてデータの開示を要請し、過去最多の約23,000社の企業がこれに応じています。

CDP サプライヤーエンゲージメント・リーダー

CDPによる2023年調査において、サプライヤーエンゲージメント評価(SER)での最高評価「CDP2023 サプライヤーエンゲージメント・リーダー」に選定されました。
サプライヤーエンゲージメント評価は、企業が気候変動課題に対してどのように効果的にサプライヤーとの協働を行っているかを評価するもので、最高評価を獲得した企業を「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」として表彰しています。
TOPPANホールディングスは、低炭素排出の製品・サービスの提供を通じて、国内外のグループ全体でスコープ3GHG排出量削減に積極的に取り組んでおり、その取り組みが評価されました。

Dow Jones Sustainability World Index(DJSI World)

世界の代表的なESG投資インデックスである「Dow Jones Sustainability World Index(DJSI World)」の2023年構成銘柄に選定されました。選定は2年ぶり6度目となり、今回は、TOPPANホールディングスが所属するセクター「Commercial & Professional Services(商業サービス・用品)」において、日本企業で唯一の選定となりました。
2023年のDJSI Worldでは、全世界で321社、日本企業は38社が構成銘柄に選定されました。
DJSI World は、S&P Global社が提供する、世界的にも歴史があり、知名度・専門家からの信頼性が高いESG投資インデックスです。全世界13,500社を超える上場企業を対象として厳密なルールで行われるCSA(コーポレート・サステナビリティ・アセスメント)に基づき、環境・社会・ガバナンス(E・S・G)の3つの側面から企業を評価し、サステナビリティ(持続可能性)に優れた企業を構成銘柄として選定しています。

MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数

「MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数」は、米国のMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が提供するESG 投資インデックスです。各業種内においてESG格付けの高い日本企業の銘柄が選定され、2023年は初めて選定されました。

MSCI 日本株女性活躍指数(WIN)

「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」は、米国のMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が提供するESG 投資インデックスです。特に、「女性採用比率」「女性管理職比率」などの職場の性別多様性を評価する指標で、2023年も昨年に引き続き、継続選定されました。

FTSE4Good Index Series
FTSE Blossom Japan Index
FTSE Blossom Japan Sector Relative Index

「FTSE4Good Index Series」は、英国のFTSE Russel(l フッツィー・ラッセル)社が提供するESG投資インデックスです。2023年も昨年に引き続き、「FTSE4Good Index Series」「FTSE Blossom Japan Index」「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」に継続選定されました。

SOMPOサステナビリティ・インデックス

SOMPOアセットマネジメント株式会社が独自に作成する構成銘柄に、2023年も選定され、12年連続での選定となりました。同指標は、ESGに優れた企業約300社から構成され、長期投資を指向する運用プロダクト「SOMPOサステナブル運用」に活用されています。

S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数

S&P ダウ・ジョーンズと東京証券取引所が共同で、環境情報の開示を十分に行っている企業や炭素効率性の高い(売上高当たり炭素排出量が少ない)日本企業を選定しています。

Morningstar Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt Index

Morningstar Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt Index

Morningstar 社の企業のジェンダー・ダイバーシティに関する取り組みを評価したインデックスです。スコア順に5段階のグループに分類されており、最高位のGroup1に格付けされました。

ESGに関する認定

EcoVadis

企業のサステナビリティ・サプライチェーンの取り組みを「環境」「労働と人権」「倫理」「持続可能な調達」の4テーマで評価するフランスの評価機関です。対象企業の上位25%に与えられる「シルバーメダル」に2023年も継続して認定されました。

DX銘柄 2023

「DX 銘柄」は、2015年より経済産業省と東京証券取引所が共同で、企業の戦略的IT利活用の促進に向けた取り組みの一環として、経営革新、収益水準・生産性の向上をもたらす積極的なIT利活用に取り組んでいる企業を選定するものとして開始され、2023年も3年連続で選定されました。

健康経営優良法人ホワイト500 2024

経済産業省は、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みを基に、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業などの法人を顕彰する「健康経営優良法人制度」を実施しており、2024年も8年連続で選定されました。

Nextなでしこ 共働き・共育て支援企業

「Nextなでしこ 共働き・共育て支援企業」は、「共働き・共育てを可能にする男女問わない両立支援」の取り組みが特に優れた企業を評価するものです。仕事と育児の両立に向けたオリジナリティある取組みが高く評価され、2024年に初めて選定されました。

えるぼし

「えるぼし」は、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)に基づく認定制度で、一定の基準を満たし、女性活躍推進に関する状況などが優良な企業に発行されるものです。2021年3月1日付けで「えるぼし2段階」を認定取得しています。

PRIDE指標2023

PRIDE 指標は、職場におけるLGBTQ に関する取り組みの評価指標で、LGBTQの方が自分らしく働ける職場づくりを進めるための施策を社会に広めることを目的に設立された任意団体「work with Pride」が2016年に策定したものです。2023年も最高評価の「ゴールド」に3年連続で選定されました。