保健機能食品の開発・販売に向けた、臨床試験からプロモーションまでをワンストップで支援

  • TOPPANホールディングス株式会社
  • 株式会社ザ・ファージ

 TOPPANホールディングス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長CEO:麿 秀晴、以下 TOPPANホールディングス)と、個別化された血糖値コントロールソリューションを提供する株式会社ザ・ファージ(本社:東京都渋谷区、代表取締役 CEO:德永 翔平、以下 ザ・ファージ)は、機能性表示食品や特定保健用食品をはじめとする保健機能食品の研究開発支援事業の推進に向け、2024年9月に資本業務提携を締結しました。

協業の背景

 近年、高齢者の増加とともに、医療費や介護費は年々増大しており、予防行動を促し医療費を適正化する取り組みが求められています。またその流れを受けて、保健機能食品の需要が高まりを見せています。しかし、保健機能食品を販売するためには、対象成分の特定/機能性の評価を行う臨床試験/専門家による関連研究の精査/被験者管理など多くの工程が必要となるほか、調査不足による手戻りが頻発するなど、多くのコストが必要になっています。
 このような中でTOPPANホールディングスとザ・ファージは、TOPPANグループの持つデータ管理技術や、食品パッケージ開発/マーケティング支援ノウハウと、ザ・ファージの持つ食後血糖値解析・予測技術を組み合わせ、保健機能食品の新規開発から販売までをワンストップで支援する事業の立ち上げを目指して、資本業務提携契約を締結しました。

具体的な協業内容

① 血糖値を中心にした保健機能食品の研究開発支援事業
 ザ・ファージの持つ食後血糖値解析・予測技術を活用した臨床試験として、血糖値抑制の対象成分候補を摂取した場合の血糖値シミュレーションと、実際に摂取したデータの解析を行います。そして、臨床試験に必要な被験者管理/支給品の個配送/コールセンター対応などをTOPPANグループが担うことで、血糖値関連の保健機能食品のエビデンス取得を効率的に支援するサービスを構築します。

② 保健機能食品向けのパッケージ開発やプロモーション支援
 保健機能食品の販売においては通常の食品と異なり、健康増進法や食品表示法をはじめとする様々な法令への対応が必要になります。今回、TOPPANホールディングスとザ・ファージが検証したエビデンスや効果を踏まえた、パッケージやプロモーション活動についてもサポートを行います。

今後の目標

 TOPPANホールディングスとザ・ファージは両社の知見を融合させ、食品メーカー等に向けた保健機能食品の開発支援事業を2025年に開始することを目指します。また、臨床研究などで取得/収集したヘルスデータを活用した新たなサービスの開発も共同で進め、人々の健康寿命延伸に貢献していきます。

ザ・ファージについて

会社名: 株式会社ザ・ファージ
所在地: 東京都渋谷区渋谷三丁目17-4 山口ビル5階
代表者: 德永 翔平
設立 : 2021年7月15日
HP URL: https://thephage.life/
「生体ニーズに基づく提案型社会を構築する」をミッションに、保健医療分野のAI開発によるデータヘルス・医療DXの推進を行う。個別化された生活提案を行う糖尿病の総合診療支援システムである「glcose flight(グルコースフライト®️)」を開発。 

TOPPANグループのベンチャー投資について

 TOPPANグループは、中期的な経営課題の1つとして新事業・新市場の創出を掲げ、2016年7月から現在までに国内外約60社のベンチャー企業へ出資してきました。ベンチャー企業の先進的な技術やサービスと、TOPPANグループの持つ企画力・技術力を掛け合わせることで、社会に向けた新しい価値を創造しています。

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以  上

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