長瀬産業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:上島 宏之、以下「長瀬産業」) 、一般社団法人日本塗料工業会(事業所:東京都渋谷区、会長:若月 雄一郎、以下「日塗工」)、TOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長: 齊藤 昌典、以下「TOPPAN」)の3者が連携し、塗料業界における労災削減を目指した「塗料業界向け労働災害体験VRコンテンツ(以下、本コンテンツ)」を制作し、3月より販売開始いたしました。
VRを通じて、従業員が没入感のある主観的な目線で労働災害を仮想体験することで、製造現場における危険性を「自分ゴト化」し、労災防止意識を高めることが期待されます。塗料業界特有の状況を反映し制作された本コンテンツは、労災を未然に防ぐためのソリューションとして、労働環境の改善や生産能力向上に貢献することを目指します。
各社の役割
長瀬産業 化学系専門商社として塗料業界のネットワークを活用し、プロジェクトのマーケティング支援、
本コンテンツがインストールされた安全教育用VRゴーグルの販売
日塗工 VRコンテンツの監修
TOPPAN 本コンテンツの制作、VRゴーグルへのコンテンツインストール
塗料業界における労災課題
近年、作業の多様化や新たな作業方法の採用、機械化の進展の影響から休業4日以上の労災死傷者数が増加傾向(※1)にあります。特に2009年から2022年にかけて、休業4日以上の労災死傷者数は約2万7千人増加しており、深刻な問題となっています。従来の労災予防手段として、座学や動画視聴といった方法がとられていますが、これらの方法でははさまれ・巻き込まれ事故や転落、有害物との接触といった塗料業界特有のリスクに対する実践的な学習や意識醸成の十分な効果が得られませんでした。
VRを活用した労災削減ソリューション

塗料業界向け労働災害体験VRコンテンツについて
本コンテンツは、TOPPANが開発した「安全道場VR®」※2の販売店である長瀬産業が、主に塗料業界に向けて販売しています。「安全道場VR®」の専用ゴーグルには、TOPPANが開発した汎用コンテンツ10種類が既にインストールされています。今回、長瀬産業が販売する「安全道場VR®」のオプションとして、塗料業界向けに新たに3つのコンテンツが追加販売されます。
紹介サイト:https://www.nagase.com/jp/ja/products/original-safety-vr
<新しく追加した3つのコンテンツ>



※1:厚生労働省「2022年 高齢労働者の労働災害発生状況」によると、2022年における労働災害による休業4日以上の死傷者数は132,355人(前年比1,769人増加)と過去20年で最多となりました。
・社 名:長瀬産業株式会社
・本社所在地:東京都千代田区
・代表者 :代表取締役社長 上島 宏之
・事業概要 :化学品、合成樹脂、電子材料、化粧品、健康食品等の輸出・輸入及び販売
・URL: https://www.nagase.co.jp/
・名 称 :一般社団法人 日本塗料工業会
・主な事業所:東京都渋谷区
・代表者 :会長 若月 雄一郎
・事業概要 :塗料工業の経営、技術、環境・安全等に関する調査及び研究
・URL:https://www.toryo.or.jp/index.html
以 上