味の素のCook Do®向けのパッケージとして、
従来チューブ容器と比較し、環境への配慮と使いやすさが評価

 TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:大矢 諭、以下 TOPPAN)は、味の素株式会社(本社:東京中央区、代表執行役社長:中村 茂雄、以下 味の素)が販売する「Cook Do®」ブランド向けに採用された環境配慮パッケージ「チューブなパウチ®」で、一般社団法人日本印刷産業連合会が主催する第64回2025年ジャパンパッケージングコンペティション(※1)において最上位賞である「経済産業大臣賞」を受賞しました。
 本パッケージを使用した製品は、味の素の従来のチューブ容器製品と比較して、プラスチック使用量の約50%削減を実現。また、従来チューブ容器から大幅に薄肉化したことで、絞りやすさの向上を実現し、環境への配慮と使いやすさの両立に成功しました。

今回受賞したCook Do®向けのチューブなパウチ®

開発の背景、今回の受賞について

 環境配慮や省資源化推進における世界的な機運の高まりを受け、環境負荷を低減するパッケージに注目が集まっています。TOPPANは、2021年5月に公表した中期経営計画において、「DX(Digital Transformation)」と「SX(Sustainable Transformation)」によってワールドワイドで社会課題を解決するリーディングカンパニーとして、持続可能な社会の実現と企業価値の向上をはかるとし、重点施策の一つとして「環境」への取り組みを掲げ、事業活動を推進しています。
 持続可能な社会への取り組みが注目されるなか、すべての生活者が使いやすく、より環境に配慮したパッケージの開発が求められています。TOPPANは、2023年に策定したサステナブルブランド「SMARTS」の考えのもと、市場からの要求品質に応え、環境適性を高めるための研究開発に注力し、新しい製品を提供しています。
 今回の「チューブなパウチ®」製品は、従来のチューブ容器製品と比較し、プラスチック使用量の約50%削減を実現しました。加えて、大幅な薄肉化による絞りやすさの向上、胴部を透明化することで残量の確認が可能となるなど、利便性が大きく向上したことなどが高く評価され、経済産業大臣賞の受賞につながりました。

受賞パッケージ=チューブなパウチ®の特長

・従来チューブ容器と比べての環境適性
 従来のチューブ容器製品からプラスチック使用量の約50%削減を実現

・従来チューブ容器と比べての利便性向上
 大幅な薄肉化により絞りやすさを向上させるとともに、胴部を透明化することで残量の確認が可能

・バリア化による品質保持
 胴体フィルムに世界最高水準のバリア性能を持つ「GL BARRIER(※2)」を使用することで、パッケージ全体のフルバリア化にも成功

TOPPANグループのサステナブルブランド「SMARTS™」について

 ・サステナブルな未来に、スマートな選択を
 「SMARTS™」は、パッケージを起点としたTOPPANグループのサステナブルブランドです。パッケージで培った技術・ノウハウに、マーケティング・DX・BPOなどのリソースを掛け合わせ、バリューチェーンに沿った最適な選択肢を提供します。TOPPANは、「SMARTS™」が持つ多彩なソリューションで、ステークホルダーの皆さまとともに持続可能な社会の実現に貢献します。
※1 ジャパンパッケージングコンペティション
一般社団法人日本印刷産業連合会が主催し、市場で販売されているコマーシャルパッケージの優秀性を競う商品包装展です。本賞は、包装技術面で特に優れているものに与えられます。

※2 GL BARRIER
「GL BARRIER」はTOPPANが開発した世界最高水準のバリア性能を持つ透明バリアフィルムの総称です。独自のコーティング層と高品質な蒸着層を組み合わせた多層構造で、安定したバリア性能を発揮します。また多くの優れた特性が高い評価を受け、食品から医療・医薬、産業資材に至る幅広い分野において、世界中で採用されています。






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以  上

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