Environment 環境循環型社会形成
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TOPPANグループでは、次の項目を循環型社会形成に関する基本的な方針としています。循環型社会形成を重要な経営課題と位置付け、以下の優先順位で廃棄物などの処理を行っています。
①事業活動に伴って生ずる廃棄物などの排出抑制を優先する。
②抑制した結果、排出される廃棄物などは、再使用・再資源化することを優先する。
③再使用・再資源化されない廃棄物などは適正処理を実施する。
なお、環境負荷の低減に有効な場合はこの順位によらない場合もあります。
取り組みTOPへ戻る
TOPPANグループ地球環境宣言に則り、限りある資源の有効活用のために、廃棄物の排出量削減、再資源化、適正処理を実施しています。
TOPPANグループの廃棄物は情報コミュニケーションと生活・産業の事業分野を中心とした事業所から出る紙くずが最も多く、総排出量の63%を占めます。生活・産業事業分野の廃プラスチック類が18%、エレクトロニクス事業分野の廃酸がこれに続きます。紙くずは再生紙へ、廃プラスチックは分別や複合素材のペレット化などマテリアルリサイクル率の向上に努め、廃酸は社内で減容化処理を行っています。さらに、バーゼル条約附属書に定義される規制対象廃棄物( 有害廃棄物) においてはその排出量を把握し、排出の抑制および適正管理・適正処理に努めています。2022年4月に施行されたプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律に基づく、プラスチック使用製品産業廃棄物等の排出量および排出の抑制・再資源化等に関する実績と目標は次の表の通りです。また水も限りある資源と捉え、拠点ごとの水リスク評価、使用量の削減と排水の水質管理を行っています。
今後も、廃棄物排出量の抑制、リサイクルの推進に努め、限りある資源の有効活用に取り組みます。
有害廃棄物と非有害廃棄物の排出量とその処理方法別内訳
年度 | 2020 | 2021 | 2022 | |
---|---|---|---|---|
廃棄物総排出量(t) | 322,110 | 315,512 | 297,211 | |
有害廃棄物(t) | 排出量 | 29,978 | 29,699 | 25,953 |
処理方法別内訳(t) | マテリアルリサイクル量 | 24,662 | 25,078 | 19,954 |
熱回収量 | 3,596 | 3,349 | 3,370 | |
単純焼却量 | 298 | 305 | 1,106 | |
埋立量 | 1,364 | 917 | 1,522 | |
その他 | 58 | 50 | 0 | |
非有害廃棄物(t) | 排出量 | 292,132 | 285,813 | 271,258 |
処理方法別内訳(t) | マテリアルリサイクル量 | 248,060 | 240,011 | 231,767 |
熱回収量 | 37,824 | 38,462 | 31,433 | |
単純焼却量 | 175 | 1,072 | 1,785 | |
埋立量 | 5,452 | 5,960 | 6,272 | |
その他 | 620 | 309 | 0 |
- ※
- 廃棄物総排出量、有害廃棄物の排出量および埋立量、非有害廃棄物の排出量および処理方法別内訳の2022年度実績について、数値修正により、2023年10月1日以降に変更しました。
プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律に基づく、プラスチック使用製品産業廃棄物等の排出量および排出の抑制・再資源化等に関する目標
法人名 | 2022年度 排出量(t) |
排出抑制および再資源化等に関する 2022年度目標 |
2022年度実績(前年度比) | 評価 未達:× 達成:○ |
排出抑制および再資源化等に関する2023年度目標 | |
---|---|---|---|---|---|---|
多量排出事業者 | 株式会社トッパンパッケージプロダクツ | 13,325 | マテリアルリサイクル率前年度比+1.8% | -0.3% | × | マテリアルリサイクル率前年度比+2.3% |
タマポリ株式会社 | 1,622 | フィルム原反巻き替えロス前年度以下 | ロス率-0.1% | ○ | マテリアルリサイクル率前年度比+2.3% | |
株式会社トッパン建装プロダクツ | 1,380 | マテリアルリサイクル率前年度比+1.8% | +6% | ○ | マテリアルリサイクル率前年度比+2.3% | |
株式会社トッパンコミュニケーションプロダクツ | 903 | マテリアルリサイクル率前年度比+1.8% | -14.9% | × | マテリアルリサイクル率前年度比+2.3% | |
凸版印刷株式会社 | 883 | マテリアルリサイクル率前年度比+1.8% | +15.9% | ○ | マテリアルリサイクル率前年度比+2.3% | |
株式会社トッパンインフォメディア | 547 | マテリアルリサイクル率前年度比+1.8% | -1.0% | × | マテリアルリサイクル率前年度比+2.3% | |
トッパンプラスチック株式会社 | 474 | マテリアルリサイクル率前年度比+1.8% | -6.5% | × | マテリアルリサイクル率前年度比+2.3% | |
株式会社トッパンTOMOEGAWAオプティカルフィルム | 411 | マテリアルリサイクル率前年度比+1.8% | +7.8% | ○ | マテリアルリサイクル率前年度比+2.3% | |
株式会社トッパンパッケージングサービス | 276 | マテリアルリサイクル率前年度比+1.8% | -59.6% | × | マテリアルリサイクル率前年度比+2.3% | |
排出事業者 | 株式会社トッパンエレクトロニクスプロダクツ | 104 | マテリアルリサイクル率前年度比+1.8% | -3.5% | × | マテリアルリサイクル率前年度比+2.3% |
株式会社トッパンテクノ | 74 | − | − | − | − | |
凸版物流株式会社 | 20 | − | − | − | − | |
株式会社トッパンプロスプリント | 20 | − | − | − | − | |
株式会社トッパンメディアプリンテック東京 | 9 | − | − | − | − | |
関西ボトリング株式会社 | 6 | − | − | − | − | |
株式会社トッパン・コスモ | 0.4 | − | − | − | − | |
株式会社トッパングラフィックコミュニケーションズ | 0.1 | − | − | − | − |
2022年度環境目標・実績・評価
管理目標 | 管理項目 | 2022年度 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
環境目標 | 実績 | 達成率 | 評価 | |||
資源循環型社会への貢献 | 廃棄物最終埋立量の削減 | 廃棄物最終埋立量 | 5,579t | 7,794t | 60.3% | C |
資源循環への貢献 | 廃プラスチックのマテリアルリサイクル率 | 57.0% | 56.5% | 99.1% | B | |
水の最適利用 | 地域リスクに基づいた定量目標の設定 | 設定実施 |
- 評価基準:
- S・・・目標を大幅に上回る成果があった(達成率%≧105) A・・・目標を達成できた(100≦達成率%<105) B・・・積極的に取り組んでいるが目標には至らなかった(70≦達成率%<100) C・・・取り組みが不十分(達成率%<70) 達成率:200-(実績値/目標値)×100[%](マテリアルリサイクル率の達成率は200-(目標値/実績値)×100[%]で計算)
- ※
- 廃棄物最終埋立量、廃プラスチックのマテリアルリサイクル率の2022年度実績および達成率について、数値修正により、2023年10月1日以降に変更しました。
関連データTOPへ戻る
海外のグループ子会社まで含めた全グループ分の把握を行い開示しています。
原材料投入量
廃棄物最終埋立量
- ※
- 環境目標の見直しに伴い、2017年度実績値を修正しました。(修正前の2017年度実績は7,407tでした。)
- ※
- 廃棄物最終埋立量の2022年度実績について、数値修正により、2023年10月1日以降に変更しました。
リサイクル量
- ※
- リサイクル量の2022年度実績について、数値修正により、2023年10月1日以降に変更しました。
取水量
- ※
- 2022年度実績について、在ロシア2事業所は集計対象外としています。
排水量
- ※
- 2022年度実績について、在ロシア2事業所は集計対象外としています。
廃プラスチックのマテリアルリサイクル率
- ※
- 廃プラスチックのマテリアルリサイクル率の2022年度実績について、数値修正により、2023年10月1日以降に変更しました。