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2023年度SMILE Asia プロジェクト活動報告 supported by TOPPANチャリティーコンサート(2024年8月)
TOPPANは、創業以来、文化の普及・発展に寄与してきており、国際社会の課題である途上国の「識字能力の向上」を支援する目的で、2008年よりTOPPANチャリティーコンサートを開催してきました。本コンサートの収益は、「公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)」が、カンボジアで実施している「SMILE Asiaプロジェクト」の活動に役立てられています。
SMILE Asiaプロジェクトについて
「SMILE Asiaプロジェクト」は、カンボジアの妊産婦や子育て中の女性を主対象にした識字学習支援プロジェクトです。毎年、識字教室を開催し、読み書きや計算能力の習得、保健衛生に関わる知識の習得、ライフスキル学習の機会を提供することで、女性のエンパワーメントを促進し、更には家庭と地域の教育・保健環境をより良くしていくことを目指しています。現地ではカンボジアにおけるパートナー団体である「カンボジア女性開発協会(CWDA)」と教育省、識字教室が運営されている地区のステークホルダーと連携しながらプロジェクトを推進しています。本プロジェクトは2008年に始まり、これまでにのべ86の村で1500人以上の方々が参加しています(2024年3月時点)。
公益財団法人ユネスコ・アジア文化センターさまからのメッセージ
「いつも多大なるご支援をありがとうございます。2023年度、加速する円安とカンボジア国内の政治情勢の影響を強く受け、開講数と期間の面で非常に大きなチャレンジに見舞われた一年でした。そんな中でも、現地スタッフや地域関係者など、多くの方々の技術と熱意に支えられ、2つの村で識字教室を無事完走させることができました。SMILE Asiaプロジェクトへの参加を通じて読み書き計算、ライフスキルなどの技術を身に着けた学習者が、今後更に学びを深め、より一層の生活の質向上や社会参加につなげていかれるよう、継続的な支援の方策を打ち出していきたいと思います。」

識字教室が開催されている首都プノンペンより車で約3時間に位置するコンポンスプー州

識字教室での学習の様子

識字教室でのグループディスカッション

カンボジアのクメール語アルファベット表と学習内容

学習の進捗を確認する定期テスト

生徒より「TOPPANありがとう」のメッセージ