3次元細胞組織化技術

「3次元細胞組織化技術」は、独自の製法により複数の細胞を立体的に共培養することで、人体の微小部位を疑似的に形成することができる技術です。薬効試験や毒性試験を含む創薬研究や個別化医療、培養食料、再生医療など、幅広い分野での応用可能性が期待されています。TOPPANは今後も様々な研究機関等との連携により技術開発を加速し、新たな細胞培養関連製品・サービスの創出を目指します。

TOPPANが目指す社会
様々な3次元組織を応用し、
  • 医療貢献による健康寿命の延伸
  • 次世代食料生産による飢餓撲滅
によって、 人々の生活基盤を守り、 豊かな社会づくりに貢献します。
TOPPANのテクノロジー
大阪大学と共同開発したバイオ素材による組織造形技術
  • 細胞位置制御 (細胞積層、堆積法)
  • 組織弾性 (硬さ、柔らかさ)制御
  • 組織製造 (ロボティクスなど)
  • 組織評価 (薬効、形態AI予測など)

診断技術

疾患に対する治療技術の多様化に伴い、複雑化した治療方針決定するために検体分析技術においても革新が求められています。TOPPANは、診断プラットフォームを開発し、高度化する医療への貢献を目指します。技術開発においては、これまで培ってきた微細加工技術、流体シミュレーション技術、検査試薬開発技術が応用されています。

TOPPANが目指す社会
患者さんの身体的負担が少なく短時間で正確に検査可能な、診断キットを提供し、癌・認知症・感染症等の早期発見の実現に貢献します。
TOPPANのテクノロジー
  • 医療医薬に適応した試薬選定・調液
  • 生体試料に適応した超微細加工
  • 医療機器および診断キットの開発
  • 長期保管を実現するための品質管理

水素エネルギー向け電極 CCM/MEA

カーボンニュートラル実現の手段の一つとして、TOPPANではCCM(触媒層付き電解質膜)、MEA(膜電極接合体)の研究開発を行っています。TOPPANのCCM/MEA は水素を製造する水電解装置、水素の貯蔵や運搬に関わる電解槽、そして水素を利用する燃料電池に展開が可能です。精密塗工技術・構造設計技術などを駆使してお客様ごとに理想的なMEAの開発が可能です。

TOPPANが目指す社会
  • 水素を作る
  • 水素を運ぶ・貯める
  • 水素を使う
水素エネルギー社会の様々な用途で求められる“MEA/CCM”を提供し、カーボンニュートラルの実現に貢献します MEA:Membrane Electrode Assembly CCM:Catalyst Coated Membrane
TOPPANのテクノロジー
  • 高性能を維持する研究開発力
  • 均一な電極を形成する精密塗工技術
  • お客様毎に適正化する材料設計技術
  • 高収率を実現する独自の設備技術
  • 自動車部品製造で培った品質管理体制
  • 独自の添加材を使った構造設計技術

バイオエタノール

世界的にカーボンニュートラルが望まれる中、TOPPANでは古紙からバイオエタノールを製造する、未来を切り開く持続可能なエネルギー技術を実現します。航空燃料などに利用できるこの革新的なプロセスは、リサイクルが難しいとされる防水加工紙や金属箔押紙などの難再生古紙を再活用する事で廃棄物削減とCO2抑制を両立します。未活用資源からクリーンエネルギーを作り出すミッションをTOPPA!!!します!!!!

TOPPANが目指す社会
古紙を原料としたSAF(持続可能な航空燃料)用非食原料バイオエタノールを開発/製造することで、持続可能な社会の実現に貢献します。
TOPPANのテクノロジー
  • 難再生古紙をバイオ製造に最適化する前処理技術
  • 多様な古紙を最適処理するスマートファクトリー
  • 古紙成分の分析技術

電磁波制御ソリューション

TOPPANは5G/6G時代の安心安全な高速通信環境の実現を目指し、電磁波制御ソリューションを提供しています。選択的に複数の電波を吸収することで、無線通信機器からの電波の干渉や漏洩を低減し、超高速・超低遅延・多数同時接続を可能にする部材の開発とそれを用いた空間設計に取り組んでいます。

TOPPANが目指す社会
次世代通信(5G・6G)向けに電磁波制御ソリューション(電波制御部材・空間設計)を提供することで、通信の超高速・超低遅延・多数同時接続を可能にし、より豊かな暮らしに貢献します。
TOPPANのテクノロジー
  • 電波制御部材の構造設計技術、微細加工技術
  • 空間設計に必要な電波計測技術

CMS(カラーマネージメントシステム)

CMSとはカラーマネージメントシステム(Color Management System)の略称です。TOPPANでは印刷商材の品質管理の一環として培ってきたCMS技術をIT領域に応用し、PCやスマホでの色に関するコミュニケーションの課題解決にも取り組んでいます。

この研究は、同じ対象物を異なるカメラで撮影したり、撮影した画像を異なるモニタで表示したりすることで生じる色調の差を吸収し、統一された条件での色情報の記録・伝達を可能にするものです。アパレル系ECサイトで衣服などの正確な見た目を伝達することで返品率を減らしたり、遠隔医療で病変部の正確な見た目を伝達することで適切な医療処置に繋げたりすることが期待されます。

TOPPANが目指す社会
デバイスや環境に依存しないカラーマネージメントシステムを構築することでカラーコミュニケーションにおけるギャップのない社会を目指します
TOPPANのテクノロジー
情報加工技術
  • 対象物の色を汎用的な情報から正確に予測する色予測技術
  • 分光レベルで再現色をコントロールする色再現技術

関連サービスは以下をご参照ください。
https://solution.toppan.co.jp/ds/service/colormanagementsystem.html

セキュリティホログラム

TOPPANのセキュリティホログラムは、半導体製造に使われている電子ビーム技術をベースに独自に開発されたものです。これまで、高精細な描画で絵柄を表現した『クリスタグラム』や、写真のように鮮やかな『フォトカラーホログラム』などを提供しています。

TOPPANが目指す社会
ID、パスポート、ブランド保護向けに展開が可能なセキュリティホログラム(立体像再生素子、光学可変素子)を提供することで偽造犯罪を防止し、安心・安全な社会の実現に貢献します
TOPPANのテクノロジー
セキュリティホログラムの設計技術
  • 独自計算による光学設計技術
  • 光学効果を実現するための薄膜積層技術
  • 大量生産するための工程設計技術

関連サービスは以下をご参照ください。
https://solution.toppan.co.jp/secure/service/brandprotection.html

バリアフィルム(GL FILM)

TOPPAN独自のコーティング技術や蒸着加工技術をもとに開発した、アルミ箔に匹敵する高いバリア性能の、環境にも優しい透明蒸着フィルムです。ハイバリア性、透明性に加えて、非金属というさまざまな特長により、食品をはじめ、産業資材、エレクトロニクス、医療・医薬など、幅広い分野の多様な用途で活躍しています。

TOPPANが目指す社会
TOPPAN独自のコーティング技術や蒸着加工技術をもとに開発した、アルミ箔に匹敵する高いバリア性能の、環境にも優しい透明蒸着フィルムです。また、リサイクル可能なモノマテリアル向けバリア基材を開発。循環型社会(廃棄物削減)への貢献を行います。
TOPPANのテクノロジー
高いバリア性と安定した品質を実現する表面加工技術
  • 真空を利用した薄膜形成技術
  • 独自の塗液を用いた精密塗工技術

液晶調光フィルム LC MAGIC

ディスプレイ事業で培った液晶技術を応用し、電気のON/OFFで、透明/不透明を切り替えることができる液晶フィルムの開発をおこなっています。ガラスに貼ることで、セキュリティ対策やプライバシー 確保、スクリーンとして利用するなどの使い分けが可能です。TOPPANは世界初の非通電(電源OFF)時に「透明」であるリバースタイプや、電源OFF時に可視光線透過率「5%」の「黒色」となる「ノーマルブラック」も開発しました。

TOPPANが目指す社会
電気のON/OFFで透明性と遮光性を切り替えることができます。自動車に搭載することで、遮光性を備えたプライバシー空間と開放的な居住空間に瞬時に切り替えることができ、快適性が向上します。モーターを使用せず低電圧で駆動するので、車体重量の軽量化、省エネルギー化に貢献します。
TOPPANのテクノロジー
  • ディスプレイ事業で培った液晶、材料設計技術
  • 印刷で培った塗布、ラミネート技術
  • 電子デバイス業界で培った高度な品質保証体制