全社として目指す姿

TOPPANグループは、2027年3月期から始まる「中期経営計画2028」(2026年4月~2029年3月)を新たに策定いたしました。

今中期経営計画期間、および次の中期経営計画の計6ヶ年の目指す姿を、「True Value Transformation 事業・人財・資本を磨き 世界に真の価値を提供する」と定めるとともに、その実現に向け、マテリアリティについても新たに策定いたしました。

3つのセグメントにおいては、展開する各事業において価値ある製品・サービスを提供していくことで、顧客課題や社会課題を解決し、社会価値と経済価値の向上に繋げるサステナビリティ経営を実践してまいります。

中期経営計画2028の全体像と目指す姿の図。 頂点に『TOPPAN’s Purpose & Values』があり、その下に『2031年度の目指す姿』として『True Value Transformation 事業・人財・資本を磨き 世界に真の価値を提供する』と掲げられています。 その下段に『新マテリアリティ』として4つの項目が並びます。 ・『価値を届ける』:✓顧客課題解決を通じた社会基盤への貢献。✓将来市場を見据えた技術開発と新事業創出力の強化。 ・『人を活かす』:✓成長事業に貢献する人財のリソース最適化。✓従業員の健康・働きがい。 ・『信頼を高める』:✓グローバル経営管理の高度化。✓データセキュリティの高度化。 ・『未来を護る』:✓気候変動対応及び資源循環・自然共生への貢献。✓コンプライアンス・ガバナンスの徹底。✓人権の尊重。 最下段には『各セグメントのあり方』として3つ記載されています。 ・『情報ソリューション』:リアルとデジタルの総合力でビジネスプロセスを「変革」する確かな「解(ソリューション)」の提供を通じて顧客課題・社会課題を解決する。 ・『生活・産業』:脱炭素・資源循環の課題に貢献するサステナブルなプロダクトをグローバルに提供することで安全・安心で快適な社会を実現。 ・『エレクトロニクス』:半導体の高効率・省電力化を支えるキーデバイスの供給により人々の暮らしが豊かになるスマート社会と持続可能な地球環境の実現に貢献。

経営目標・中期経営計画2028の重点施策

最終年度の2028年度にNon-GAAP ROE9%、GAAP ROE8%、Non-GAAP営業利益1,450億円、GAAP営業利益1,300億円を目標とし、達成に向けて収益力の飛躍的な向上と、資本効率を徹底的に追求する取り組みを進めてまいります。また、その先の持続的な成長の実現に繋げ、2031年度にはNon-GAAP ROE11.5%、GAAP ROE10%、 Non-GAAP営業利益2,100億円、GAAP営業利益2,000億円の水準を目指してまいります。

目標達成のため、今中期経営計画3ヶ年で実行すべき重点施策を、①「事業ポートフォリオ変革」による各セグメントの高収益化、②「コーポレート改革」による全社販管費率の抑制、③「バランスシート改革」による資産効率の改善といたしました。

経営目標の推移を示す階段状の図。左下から右上へと目標値が上がっています。 1段目『前中計2025』:Non-GAAP ROE 5.4%、ROE 4.9%、Non-GAAP営業利益 941億円、営業利益 671億円。 2段目『中期経営計画2028』:Non-GAAP ROE 9.0%、ROE 8.0%、Non-GAAP営業利益 1,450億円、営業利益 1,300億円。 3段目『目指す姿2031』:Non-GAAP ROE 11.5%、ROE 10.0%、Non-GAAP営業利益 2,100億円、営業利益 2,000億円。 成長を示す上向きの矢印部分には『収益力の飛躍的向上と資本効率の徹底追求』『持続的な成長の実現』と書かれています。 その下には『中期経営計画 2028の重点施策』として3つの施策が挙げられています。 ・「事業ポートフォリオ変革」による各セグメントの高収益化 ・「コーポレート改革」による全社販管費率の抑制 ・「バランスシート改革」による資産効率の改善

2031年度においては、各セグメントの利益構成は同水準の規模になることを目指してまいります。

エレクトロニクス系については、2028年度時点では、次世代半導体パッケージ事業への開発投資によるコストが先行するため、全体としては僅かな成長に見えますが、先行コストを除くと既存のFC-BGAの成長によりしっかりと利益を拡大させてまいります。2031年度においては、さらに利益は飛躍的に向上する見通しです。

また、今中期経営計画期間では、売上約1,700億円、利益約100億円規模の構造改革の実施を組み込み、ポートフォリオを転換に取り組んでまいります。

セグメント別Non-GAAP営業利益推移(単位:億円)を示すブロックグラフ。各セグメントの利益額と営業利益合計比率の推移です。【情報ソリューション】FY2025は534(42%)、FY2028は780(39%)、FY2031は900(33%)。 【生活・産業】FY2025は508(41%)、FY2028は860(42%)、FY2031は960(34%)。【エレクトロニクス】(※FY2025はフォトマスク事業の営業利益を除く)FY2025は210(17%)、FY2028は370(19%)、FY2031は900(33%)。 【調整】FY2025はマイナス442、FY2028はマイナス420、FY2031はマイナス400。 さらにその下には点線で仕切られ『構造改革対象』として、FY2028で『マイナス100億円規模(売上:マイナス1,700億円規模)』、FY2031で『マイナス200億円規模(売上:マイナス2,000億円規模)』と記載されています。FY2031では情報ソリューション、生活・産業、エレクトロニクスの3セグメントの利益規模が同水準になることが示されています。

重点施策① 事業ポートフォリオ変革

各セグメントの主要事業を4象限に位置づけ、「安定的拡大事業」に位置づける事業から創出されたキャッシュを、「重点的成長事業」と「戦略的注力事業」に配分していくことで、利益拡大の好循環サイクルを実現してまいります。

並行して、「改善・転換事業」を中心に、収益性・効率性の改善に向けた構造改革を進めてまいります。

また、今期より導入した「ビジネスユニット制」により、エリア別から事業別管理へ体制を移行したことで、業績・リソースの見える化を図ります。あわせて、ROICによる事業管理をさらに強化し、業績管理や投資判断などの指標で活用を進めてまいります。

各事業の位置づけを示す4象限マトリクスの図。 縦軸は事業の分類で、上から以下の4つです。・『重点的成長事業』:競争優位性がありグローバルで成長、積極的な投資を実行。・『戦略的注力事業』:次期中計で重点成長事業へ、先行投資による技術開発を推進。・『安定的拡大事業』:安定的にキャッシュを創出、一定の投資を行い、より高い収益性・効率性を目指す・『改善・転換事業』:構造改革を実行し、収益性・効率性の改善を実行横軸は4つの領域で、『情報ソリューション』『生活・産業』『エレクトロニクス』『新事業』です。 各領域に属する事業は以下の通りです。【情報ソリューション】重点的成長事業:セキュア、戦略的注力事業:IoTソリューション、安定的拡大事業:マーケティング、BPO、証券・事務系印刷。改善・転換事業:情報系印刷、情報系その他。【生活・産業】重点的成長事業:海外パッケージ。安定的拡大事業:国内パッケージ、建装材。 【エレクトロニクス】重点的成長事業:半導体関連(FC-BGA)。戦略的注力事業:半導体関連(次世代パッケージ)、ディスプレイ関連(次世代)。安定的拡大事業:半導体関連(その他)、ディスプレイ関連(反射防止フィルム)。改善・転換事業:ディスプレイ関連(その他)。【新事業】戦略的注力事業:ヘルスケア、環境・エネルギー、センシング。また、安定的拡大事業と改善・転換事業の間に赤い境界線が引かれており、右下に『ROICによる事業管理の強化・業績管理・投資判断・評価』と記載されています。

<セグメント別戦略>

TOPPANグループは、新中期経営計画のもと事業ポートフォリオの変革を進めながら、以下の3つのセグメントにおいて売上および利益の拡大を図ってまいります。

各セグメント(情報ソリューション事業、生活・産業事業、エレクトロニクス事業)の売上高、Non-GAAP営業利益および率の推移、ならびに戦略の方向性を示す図。 【情報ソリューション事業】売上高はFY2025実績9,232億円、FY2026計画9,660億円、FY2028計画9,850億円で、CAGR(年平均成長率)は2%です。 Non-GAAP営業利益および営業利益率は、FY2025が534億円(6%)、FY2026が610億円(6%)、FY2028が780億円(8%)です。 戦略の方向性は『優位性の磨き上げ(リアル×デジタル×AI)による高収益化』『既存印刷事業の収益性・効率性改善』です。 【生活・産業事業】売上高はFY2025実績7,230億円、FY2026計画8,270億円、FY2028計画9,150億円で、CAGRは8%です。 Non-GAAP営業利益および営業利益率は、FY2025が508億円(7%)、FY2026が640億円(8%)、FY2028が860億円(9%)です。 戦略の方向性は『SX戦略の推進による収益力強化』『安定需要の取込みとグローバル連携によるシナジー創出』です。 【エレクトロニクス事業】売上高はFY2025実績1,863億円、FY2026計画1,620億円、FY2028計画2,300億円で、CAGRは7%です。 Non-GAAP営業利益および営業利益率は、FY2025が341億円(18%)、FY2026が240億円(15%)、FY2028が370億円(16%)です。 グラフには『次世代半導体パッケージ除く』場合の利益率も示されており、FY2025が19%、FY2026が20%、FY2028が22%と併記されています。 戦略の方向性は『半導体パッケージ事業での高収益化・高成長の実現』『低収益事業の構造改革実施』です。

重点施策② コーポレート改革

「コーポレート改革」では、販管費率の抑制に取り組んでまいります。販管費率は、間接部門業務の効率化に加え、事業売却などの構造改革効果も含め、2025年度の19.8%から、3ヶ年で2ポイントレベルの改善を目指します。

コーポレート改革による販管費率の抑制を示す図。 左側に『販管費率推移』(単位:%)の折れ線グラフがあります。2015年から2025年まで右肩上がりで推移し、FY2025は19.8%に達しています。そこから2028年に向けて右肩下がりの大きな矢印が描かれています。右側には施策がテキストで記載されています。『中計目標:販管費率2ptレベルの改善(FY2025:19.8%)』■HD・事業部の間接部門の人員再配置の実施■間接部門業務の効率化・集約化・業務・人員を集約し共通化・効率化により業務量30%削減。・外部委託費用の圧縮。※販管費率の改善には構造改革効果も含む。 『実現に向けた取り組み』 ①人財マネジメント改革による適正配置の推進(✓人財要件の明確化 ✓人財スキルの可視化 ✓自律的チャレンジの促進)。②全社AI推進による間接部門の業務効率化・高度化(✓経営システムの効率化・高度化への変革の加速 ✓全社業務のAI変革ネットワークの構築)。

重点施策③ バランスシート改革

「バランスシート改革」では、保有資産の見直しを徹底して進め、2028年度までに総資産の20%を目標に保有資産の圧縮を目指します。創出された資金と構造改革の推進により、自己資本の追加的な圧縮を進めるとともに、利益計画と投資計画の進捗に応じた有利子負債の絶対額管理を重要指標としてバランスシート全体の管理を徹底して進めてまいります。

バランスシート改革の図解。左側に2026年3月末のバランスシート(総資産25,600億円)の構成図があります。 資産側は、①手元流動性4,400、②流動資産7,300、③固定資産10,500、④投資有価証券3,400。負債・純資産側は、A 有利子負債5,300、その他負債6,200、B 純資産14,100(うち自己資本13,300)です。この2026年3月末のバランスシートから『28年度総資産』に向けて『総資産20%圧縮』するという矢印が描かれています。右側には施策がテキストで記載されています。【バランスシート改革 主要施策】①手元流動資金の圧縮(✓海外の金融子会社の更なる活用により海外子会社の資本集約を促進)。②売掛債権・棚卸資産等の運転資本の循環適正化(✓全社ベースでの運転資本圧縮施策によるキャッシュ創出施策の推進)。③生産拠点の統廃合促進・ノンコア事業の縮小と撤退促進(✓事業ポートフォリオ変革の推進に伴う保有資産の効率性向上)。④政策保有株式の売却加速(✓政策保有株式の連結純資産比率を28年度で7%未満まで削減)。 【重要視する指標】(A)有利子負債の有効活用と適切な上限管理(✓利益計画と投資計画の進捗に応じた有利子負債の絶対額管理)。(B)自己資本のコントロール(✓内部調達資金と構造改革の推進による追加的な自己資本圧縮の追求 ✓総還元性向100%以上の実施)。

キャッシュアロケーション方針

「持続的成長に向けた投資の強化」、「構造改革の推進」、「安定的な株主還元の実現」の基本方針のもと、今中期経営計画の3ヶ年のキャッシュアロケーションの方針としては、営業キャッシュフロー4,500億円以上と総資産の20%圧縮を目標としたバランスシート改革から創出するキャッシュを原資として、約5,000億円の投資キャッシュフローと株主還元・構造改革に充当してまいります。

キャッシュアロケーション方針の図解。左側にテキスト、右側に図が配置されています。左側のテキストの内容は、「基本方針」「中期経営計画2028の考え方」「実現に向けた施策」です。■基本方針:①持続的成長に向けた投資を強化する、②構造改革を推進する、③安定的な株主還元を実現する ■中期経営計画2028の考え方:成長投資・事業見直し・BS圧縮でFY2028にROE8%を目指す。①成長領域へ投資を集中し、事業シフトを加速させる ②低成長や不採算事業を見極め、構造改革を推進する③総還元性向をふまえつつ、機動的に自己株式取得を実施。■実現に向けた施策:・総還元性向を100%を下限とする水準で株主還元を実施(FY2026は500億円の自己株式取得を実施)・バランスシート改革を推進し、総資産の20%の圧縮を目標とする・政策保有株式を連結純資産対比で7%未満に縮減する。 右側の図は『FY2026-2028のアロケーション』。 【キャッシュ・イン】営業CF 4,500億円以上。バランスシート改革 総資産20%規模の圧縮。 【キャッシュ・アウト】投資CF 約5,000億円。株主還元(総還元性向100%以上)。構造改革等。 図の下部には『財務健全性の維持:中長期目標達成に向け、積極投資を行いつつも財務健全性を維持する、適正な手元資金を確保』と記載されています。

経営基盤強化の取り組み

<新事業創出>

新事業創出に向けた取り組みとして、市場開拓視点の強化により新事業の早期創出・スケール化を実現してまいります。

新事業創出に向けた取り組みの図。 左側に『中期経営計画2028での取り組み』がテキストで記載されています。■事業開発部門におけるマーケティング機能と人財の強化:潜在ニーズの把握と事業化を推進する人財を拡充。■事業化確度の向上:事業化プロセスをモデル化し、事業化確度を高め、早期にスケール化。 ■集中投資の実現:全社アセットの可視化による有望テーマへの集中投資の実現。 右上には連携を示すベン図があります。中央に『新事業創出』。それを取り囲むように『事業開発部門 [Market視点] 社会・市場の変曲点の捕捉』、『技術開発部門 [Technology視点] 競争優位を支える技術供給』、『事業部門 [Industry視点] 国策・市場動向の変化に伴う業界および顧客課題の深堀』の3つの円が重なっています。これらが『戦略的連携』の矢印で『知的財産部門 [IP] 早期権利化による競争優位性の確保』に繋がっています。 右下には『新事業創出テーマ:次期中計での収益貢献化』のリストがあります。 ヘルスケア領域:ヘルスケアデータ、オンラインヘルスケア、3D細胞培養。 環境・エネルギー領域:水素エネルギー向け部材MEA。 センシング領域:ToFセンサ。

<全社AI推進>

全社AI推進の取り組みとして、業務変革と事業変革を実現するAI基盤を構築し、全社での活用を推進することで高収益構造へ転換してまいります。

全社AI推進の取り組みを示す図表。 上部に2つの施策のブロックがあります。 施策①:AI・データを最大限に活用するための環境整備。✓高度なセキュリティと信頼性を担保した『AI基盤』の構築。✓AI変革を実現する『多層的な人財教育と企業風土』の醸成。✓グローバル含めたTOPPANグループAIガバナンス体制の構築。施策②:AI基盤を活用した全社プロセスの自律化と新ビジネスの創出。✓自律的AI運用での業務変革によるホールディングス・事業側の間接部門の生産性向上。✓情報系事業を中心にAI基盤活用による提供サービスの高付加価値化。✓AI基盤活用による新事業の『多産』と『スケール化のスピード向上』の実現。 下部には『領域別の具体施策例』の表があります。【業務変革による生産性向上】 ・営業・マーケティング部門:AI活用の方向性は『データドリブンで営業/マーケティングを行う仕組の構築と意識・風土改革』。具体的施策は『・顧客データの整備/分析による意思決定支援・営業外業務の改善・削減 他』。 ・サプライチェーンマネジメント部門:方向性は『データ起点のアクション実行による業務効率化と最適生産の実現』。施策は『・生産管理プロセスへのAIエージェント組み込み・データに基づく最適生産の実現 他』。 ・財務部門:方向性は『定型業務の自動化と意思決定支援の二軸でAI活用領域を拡大』。施策は『・連結決算業務の標準化・CF、資金余力の実況把握、投資案件予測による自動判別 他』。【事業変革による価値創造】 ・マーケティング部門:方向性は『RX基盤の強化とシナリオ販売への転換に向けたAI基盤の整備』。施策は『・一次データを負荷なく取得する環境整備・統合提案の型をAI基盤に落とし込み提案高度化 他』。・BPO部門:方向性は『「高度化」、「効率化」、「知識集約」による業務品質の向上とコスト削減』。施策は『・複雑な審査業務などにAIエージェントを導入・作業ログの可視化から課題抽出・改善 他』。・新事業創出部門:方向性は『情報集約データベース×生成AIで次世代主力事業を高速・連続的に創出』。施策は『・市場/技術/現場の情報集約データベース構築・事業開発プロセスへのAI活用 他』。

<ガバナンス>

ガバナンス強化の取り組みとして、新たな役員報酬制度への改定を行い、業績連動の比重を高めてまいります。評価項目に株式指標を組み入れることで、株主の皆様と同じ目線で、持続的な成長へのコミットメントを明確にしてまいります。

役員報酬制度の改定に関する図。 ①新役員報酬制度の方針:1.経営戦略の達成に資する優秀かつ多様な経営陣の獲得・維持。2.グループ全体の中長期的な企業価値向上および社会課題の解決への動機づけ。3.公正性・透明性・納得性の高い制度設計。 ②報酬の構成:・変動報酬割合を高め、標準業績時において概ね『固定報酬:変動報酬=50:50』に設定。・譲渡制限付株式報酬に業績達成条件を付与。 その下には現行制度から新制度への比率の変化が示されています。現行制度は、固定報酬70%、業績連動型賞与20%、譲渡制限付株式報酬10%。新制度では、代表取締役社長が『固定報酬50%、業績連動型賞与27%、業績連動型譲渡制限付株式報酬23%』。ホールディングス・TOPPAN(株)のその他取締役及び役付執行役員が『固定報酬55%、業績連動型賞与27%、業績連動型譲渡制限付株式報酬18%』となります。

<人的資本>

人的資本の取り組みとして、事業と連動した最適人財ポートフォリオ実現に向け、必要な人財・スキル定義と社員の保有スキルを可視化してまいります。そして事業戦略上で必要な人財を、採用・育成・配置などの人財マネジメントを通じて確保することで、事業の競争力の向上につなげてまいります。

人的資本への取り組みを示す体系図。 左端に『中期経営計画基本方針』として『事業ポートフォリオ変革』と『コーポレート改革』があり、そこから右に向かって『人的資本の重点施策』『主な取り組み』『目指す姿』が紐づいています。1.『人財ポートフォリオの適正化・キャリア自立(自律)の向上』。主な取り組みは、・事業戦略と連動した人員計画実現・サクセッションプランの実効性向上・全社員のキャリア自律支援・AI活用による働き方の質向上。目指す姿は『事業に必要な人財のストック』。 2.『“でしか”の追求(※)による人財・組織の競争力向上』。主な取り組みは、・事業に必要な人財の採用・事業に必要な人財の開発。目指す姿は『事業戦略と連動した人財フローを実現する人財マネジメントの確立』。 3.『グローバル事業の持続的成長を支える人財基盤およびガバナンス力の強化』。主な取り組みは、・グローバル人財の育成・拡充・海外現法人事基盤の整備推進。目指す姿は『グローバル事業を支援する人財基盤の確立』。 4.『人的資本経営基盤の構築(挑戦できる風土・環境/多様性のある人財/多様な働き方、安心・安全な職場環境)』。 これらを通じて『競争力の向上』を果たし、最終的に『持続的な企業成長 中期経営計画の目標達成』へと繋がる構造です。1.『人財ポートフォリオの適正化・キャリア自立(自律)の向上』、 2.『“でしか”の追求(※)による人財・組織の競争力向上』、 3.『グローバル事業の持続的成長を支える人財基盤およびガバナンス力の強化』は、中期経営計画基本方針のうち、『事業ポートフォリオ変革』と連動しています。同時に1.『人財ポートフォリオの適正化・キャリア自立(自律)の向上』は、『コーポレート改革』とも連動しています。なお、3 『“でしか”の追求』とは、自分『でしか』できない強みを磨き、追求することで、ひいては、TOPPANグループの組織力を高める差別化戦略を言います。

<自然資本への取り組み>

自然資本の取り組みについて、”TOPPANグループ環境ビジョン2050”に基づいた活動に取り組んでまいります。「脱炭素社会への貢献」、「資源循環型への貢献」、「生物多様性の保全」、「水の最適利用」のそれぞれのテーマごとにKPIを設け、推進してまいります。

環境への取り組みに関して、4つのテーマとそれぞれの目標を示す図。・脱炭素社会への貢献(GHG排出量削減目標):【Scope1+2】2030年度に54.6%削減(2017年度比)、2050年度にネットゼロ(2017年度比)。 省エネルギーの推進、低炭素電力や再生可能エネルギーの調達を推進。 【Scope3】2030年度に54.6%削減(2017年度比)、2050年度にネットゼロ(2017年度比)。 DXの推進や、低炭素材料の積極採用などサプライヤーとの協働を進める。・資源循環型社会への貢献:【廃棄物最終埋立量の削減】2030年度に60%削減(2017年度比)。 拠点国毎の再資源化技術活用などに取り組む。 【廃プラスチックのマテリアルリサイクル率の向上】2030年度に9%pt増(2017年度比)。 ガス化などのケミカルリサイクルを活用。・生物多様性の保全:【社内外自然共生地域の保全への貢献】2030年度に製造拠点面積10%に相当する社内外自然共生地域の保全へ貢献。 【用紙原料の調達における合法性確認】2025年度以降 100%。・水の最適利用:【水リスクの高い拠点における取水量の削減】2030年度に対象拠点の半数以上で目標を達成。 【適切な排水品質による水質改善への貢献】2025年度以降 規制値超過による行政措置件数0件。

詳細は以下の資料をご覧ください。