Social 社会エンゲージメント
基本的な考え方TOPへ戻る
TOPPANグループは、ステークホルダーの皆さまに対して自らの意見を発信し、適切な情報開示を行うとともに、皆さまの声に耳を傾け、建設的な対話を通じて相互理解を深めていくことが重要であると認識しています。また、これを通じて、変化する社会からの要請を把握し、ステークホルダーの皆さまからの多様な期待やニーズを企業活動に反映し真摯に応えていくことで、社会から信頼を得られる企業でありたいと考えています。
今後、グローバルに事業を加速していくTOPPANグループは、グローバルな社会課題の解決に寄与する事業活動を積極的に推進しながら、海外のステークホルダーとの関係性向上も図ってまいります。各国・地域の法令遵守、多様な文化を尊重しながら、グループ全体でエンゲージメント強化の施策を推進してまいります。幅広いステークホルダーの皆さまとの関係構築、維持・向上と協働を通じ、サステナブルな社会の実現を目指します。
活動実績TOPへ戻る
お客さまとのかかわり
TOPPANグループは、創業以来、お客さまのご要望に真摯に対応し、高品質な製品・サービスの開発・提供を通じてご満足いただき、ご信頼をいただけるよう努めてきました。品質の向上と安全性の確保については、全ての工程で品質づくりに取り組む「総合品質保証」の考え方のもと、サプライチェーン全体を通じて取り組んでいます。
また、多様化・高度化するお客さまニーズを迅速に把握し、製品・サービスの改善、改良および開発に積極的に取り組む一方、お客さまの声を製品・サービスの向上に役立てるため、継続的にお客さま満足度調査を実施しています。調査は製品の品質だけでなく、営業・技術などの総合的な視点で構成されています。調査結果は各担当部門にフィードバックし、継続的に改善に取り組むとともに、より質の高いサービスの提供と顧客満足度の向上につなげています。
総合顧客満足度推移(セキュアメディア関連)
(「満足」と「やや満足」の合計)

- ※
- 評価は「満足」「やや満足」「どちらでもない」「やや不満足」「不満足」の5段階で実施
ビジネスパートナーとの信頼関係構築
TOPPANグループは、持続可能な調達(サステナブル調達)活動を推進するためには、ビジネスパートナーの皆さまとの協力関係、信頼関係が重要かつ必要不可欠であると認識し、ビジネスパートナーの皆さまとの継続的なコミュニケーション強化を図っています。
「TOPPANグループ サステナブル調達ガイドライン」をサプライチェーン全体に周知し、運用し、監査、是正するサイクルを回すプロセスにおいて、ビジネスパートナーの皆さまと継続的に対話し、相互理解を深めています。また、取引の透明性・公平性を高め、より深い信頼関係を築くことを目的に、全てのビジネスパートナーが利用できる通報窓口として「サプライヤーホットライン」を設置しています。さらに、調達部門が「TOPPANグループ サステナブル調達ガイドライン」にある「調達基本方針」に沿った適正な対応ができているかについて、ビジネスパートナーへの聞き取り調査(モニタリング)を実施しています。
2022年9月に公表した「パートナーシップ構築宣言」では、ビジネスパートナーの皆さまとの連携・共存共栄を進め、新たなパートナーシップを構築するための重点項目を定めました。
「人間尊重」「労使パートナーシップ」の考え方
TOPPANグループでは「企業は人なり」という信念のもと、従業員が「やる気」「元気」「本気」で仕事に取り組むことができる環境の整備を進めています。「従業員の健康・働きがい」を第一に考え、事業所ごとに様々な取り組みを労使や健康保険組合などと一体になって行っています。労使共催レクリエーションや健康増進活動も含めた様々なイベントの実施、社内部活動の推進などを通して、コミュニケーションの活性化やグループの一体感醸成に取り組んでいます。

社内部活動

健康増進イベント
従業員エンゲージメント調査を実施
TOPPANグループでは、サステナビリティ経営のあるべき姿として「社会的価値創造企業」を掲げており、その推進におけるマテリアリティのひとつとして「従業員の健康・働きがい」を選定しています。
経営戦略の実現に向けて、従業員エンゲージメントを高める取り組みにより、従業員がやりがいや働きがいを感じ、主体的に業務に取り組める環境を整備し、組織力の維持・向上を目指すことが重要であると考えています。
そこで、従業員エンゲージメントの状況を把握するためのサーベイを2021年度より導入し、グループ会社を含めた45社31,194名を対象に実施しています。このサーベイでは、組織で社員が体験する領域(16領域・図参照)について「期待と実感のギャップ」を調査分析することにより、従業員エンゲージメントを向上させる、または阻害する原因を洗い出し、的確な施策の検討・実施・効果検証することを目指しています。本調査を通じて明らかになった社員からの声をもとに、各現場へのフィードバック、また改善に向けたプランを検討し取り組みを行っています。また結果を執行役員会議にて共有するなど経営と現場が連携し、組織課題の解決に向けたアクションを推進しています。
2023年度エンゲージメント調査の実施概要
調査対象 | TOPPANグループ 45社 社員 31,194名 |
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回答者数(回答率) | 29,252名(93.7%) |
調査期間 | 2023年11月16日~12月25日 |
設問内容・設問数 |
業務遂行、人事評価、人財育成、人財配置、仕事環境、企業文化 合計6項目、12領域、108問
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エンゲージメントスコア |
70.1(2021年度比+0.3) 〈新中期経営計画 2025年度中期目標〉21年度比+5P
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TOPPA!!!TOPPAN FESTIVAL 2024
TOPPANグループ全体の一体感醸成を目的とした施策として、2024年2月に「TOPPA!!!TOPPAN FESTIVAL 2024」を開催しました。「オンラインイベント」と各事業所単位での「リアルイベント」を併用したハイブリッド形式で開催し、アフターコロナにおける新しいコミュニケーションのかたちを体現したイベントとなりました。全国50会場での予選を勝ち抜いたチームによるeスポーツ競技のほか、海外拠点とのeスポーツエキシビションマッチ、事業所対抗クイズ大会や子どもを対象としたオフィスでの1日仕事体験等、従業員およびその家族を含め、大いに盛り上がりました。



株主・投資家とのコミュニケーション
TOPPANグループは、株主・投資家の皆さまとの長期的な信頼関係構築を重要と考え、投資判断に必要な企業情報を適時・公平・継続的に提供しています。また、制度的な情報開示にとどまらず、自主的な情報開示を充実させ投資家の理解を促すとともに、建設的な対話を通じて相互理解を深めています。
アナリストや機関投資家に対し、四半期ごとに決算説明会を開催しています。2023年度には当社初のIR-Dayを実施し、各セグメントの責任者である役員から、事業概要・戦略・事業計画などを説明しました。IR-Dayは今後も継続して実施し、投資家の事業理解促進に努めていきます。
そのほか、投資家との個別取材対応や、証券会社主催のカンファレンスなど、機関投資家と直接面談を行い、業績や戦略の説明だけでなく、TOPPANグループに対する市場からの意見の把握も進めています。ESGに関するテーマの対話にも積極的に取り組み、対話を通じて得た投資家の意見を経営に反映しています。こうした取り組みを継続することで、2023年度の投資家との面談実績は年間約280件と前年度から大きく伸長し、株主・投資家との対話の強化につながっております。
このような開示~対話~経営へのフィードバックのサイクルを回すことで、グループ全体の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指しています。
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エンゲージメントのテーマと活動事例






※ サプライヤーや協力会社を「ビジネスパートナー」と表記しています