Social 社会サプライチェーンマネジメント
基本的な考え方
TOPPANグループは、グループ理念「TOPPAN’s Purpose & Values」を共通の指針とし、サプライチェーンにおける人権尊重を含めた企業の社会的責任を果たし、持続可能な社会の実現に貢献するために、サプライチェーン全体での持続可能な調達(サステナブル調達)活動を推進しています。また、この活動を通じて、TOPPANグループとサプライヤーや協力会社(以下、ビジネスパートナー)の皆さま双方の企業価値を向上させることも目指しています。
近年、企業の人権課題、労働安全衛生、環境等の取り組みについて、社会的な関心や要求が高まり、サプライチェーンマネジメントとして、より具体的かつ幅広い対応が求められていると認識し、2022年1月に「トッパングループCSR調達ガイドライン」(2007年制定、2014年に第2版に改訂)の内容を改訂し、その名称を「TOPPANグループ サステナブル調達ガイドライン」に変更しました。サプライチェーン全体に本ガイドラインを周知、運用、監査、是正するサイクルを回し、ビジネスパートナーの皆さまと協力して持続可能な調達活動をさらに推進してまいります。
サステナブル調達ガイドラインの構成
「TOPPANグループ サステナブル調達ガイドライン」は、調達を主管とする部署のみならず事業活動として物品・サービスを取りそろえる全ての部署が守るべき「調達基本方針」と、ビジネスパートナーの皆さまに遵守を要求する「サステナブル調達基準」で構成されています。
「サステナブル調達基準」は「法令遵守と国際規範の尊重」「人権・労働」「安全衛生」「環境」「公正取引・倫理」「品質・安全性」「情報セキュリティ」「事業継続計画」「管理体制の構築」の9項目から構成されています。
併せて、「TOPPANグループ人権方針」「TOPPANグループ環境方針」「パートナーシップ構築宣言」に基づき、「サプライチェーンにおける人権尊重」「生物多様性の保全」「ビジネスパートナーの皆さまとの望ましい取引慣行の遵守」「ビジネスパートナーの皆さまへのBCP(事業継続計画)策定への助言等の支援」にも取り組みます。この取り組みを通じて、ビジネスパートナーの皆さまとの共存共栄を目指します。
「TOPPANグループ サステナブル調達ガイドライン」の構成
TOPPANグループで調達活動に関わるすべての労働者が基本とする方針です。
私たちは、すべてのサプライヤー様・業務委託先様※に対して公平に窓口を開放します。
私たちは、国内外の諸法規を遵守し、企業倫理に基づいた公正な取引を行います。
私たちは、調達活動を通じて得た情報は厳格に管理します。
私たちは、環境保全と環境への負荷軽減に努めます。
私たちは、市場ニーズに応えるためQCD(品質、コスト、供給)を追求します。
私たちは、サプライヤー様・業務委託先様※との相互協力と信頼関係の構築に努めます。
私たちは、サステナブル調達への取り組みをサプライチェーン全体で推進します。
サプライヤー・業務委託先※の皆さまへお願いする項目です。
1. 法令遵守と国際規範の尊重
2. 人権・労働
3. 安全衛生
4. 環境
5. 公正取引・倫理
6. 品質・安全性
7. 情報セキュリティ
8. 事業継続計画
9. 管理体制の構築
- ※
- 本ガイドラインにおいて「業務委託先」とは「協力会社」を意味します
サプライチェーンマネジメント
- ガバナンス
- 戦略・施策
- ● 課題と対応
- ● 「TOPPANグループ サステナブル調達ガイドライン」遵守の取り組み
- ● サステナブル調達ガイドライン教育
- ● その他の主な取り組み
- リスク管理