マテリアリティの選定

2019年、TOPPANグループは事業を通じた社会課題解決への取り組みをさらに加速させるため、サステナビリティ活動において特に注力すべきマテリアリティ(重要課題)を選定しました。事業活動を通じて重点的に取り組むべき課題を「事業活動マテリアリティ」、良き企業市民を目指して企業活動全体で取り組む課題を「全社活動マテリアリティ」としています。

マテリアリティ選定基準

マテリアリティの選定にあたっては、「TOPPAN VISION 21」の「企業理念・経営信条・行動指針」を出発点とし、「事業領域」における市場・顧客、技術・ノウハウの視点を盛り込みながら、そこに長期的視点でグローバルな社会課題を示したSDGsの考え方を取り入れました。TOPPANグループの技術やノウハウを活用することで、新たな価値を創造し、SDGsに貢献できる課題設定となっています。

選定プロセス

選定基準を基に、関連部門との意見交換を通じ企業活動を網羅的に精査してマテリアリティを選定し、さらに社外有識者やステークホルダーへのヒアリングによって妥当性の検証を行いました。経営層との議論および意見交換を経て、最終的には取締役会での承認により決定しています。
社会への貢献度とTOPPANグループのリソース活用度の2軸で重要度を整理し、加えて企業と環境・社会の相互影響(環境・社会課題が当社に与える影響、企業活動が環境・社会に与える影響)を考慮し、マテリアリティを特定しています。選定したマテリアリティは、少なくとも3年に一度、中期経営計画策定のタイミングで見直しを行います。

マテリアリティの考え方
マテリアリティの考え方
マテリアリティの選定プロセス
マテリアリティの選定プロセス

TOPPANグループのマテリアリティ

テーマ SDGsとの関係
事業活動マテリアリティ
(事業活動を通じて重点的に取り組む課題)
環境(サステナブルな地球環境) 12 13 14 15
まち(安全安心で豊かなまちづくり) 8 11 16
ひと(心と身体の豊かさと人のエンパワーメント) 2 3 4
全社活動マテリアリティ
(良き企業市民を目指して企業活動全体で取り組む課題)
環境配慮・持続可能な生産 12 13
従業員の健康・働きがい 3 5 8

事業活動マテリアリティと全社活動マテリアリティ

TOPPANグループのサステナビリティ活動が目指す姿「ふれあい豊かでサステナブルなくらし」の実現に向けて、各マテリアリティの関係性を整理しています。

事業活動マテリアリティ

環境(サステナブルな地球環境)
まち(安全安心で豊かなまちづくり)
ひと(心と身体の豊かさと人のエンパワーメント)

事業活動マテリアリティの3つのグループは、それぞれが「ふれあい豊かでサステナブルなくらし」に貢献するものです。
また各グループが相互につながることで、その活動はさらに広がっていきます。

全社活動マテリアリティ

環境配慮・持続可能な生産
従業員の健康・働きがい

全社活動マテリアリティの2つのグループは事業活動の基盤として、事業活動マテリアリティの3つのグループをしっかりと支えます。

従業員の評価

TOPPANグループでは「事業部業績評価制度」において、評価項目のひとつとして「温室効果ガス排出量削減目標」に対する達成度が設定されています。
また、「事業部業績評価制度」は、事業部を担当する事業部従業員(執行役員、管理職含む)の賞与を決める評価要素に組み込まれています。

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