TOPPANチャリティーコンサートTOPPAN CHARITY CONCERT
第4回トッパンチャリティーコンサート
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2011年3月10日(木)
松田 理奈(ヴァイオリン) -
3月15日(火)に開催を予定しておりました森麻季・ソプラノリサイタルは、東日本大震災の発生をうけて、中止と致しました。被災された多くの方々に対して心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。
「第4回トッパンチャリティーコンサート」による支援
2011年3月に開催した「第4回トッパン チャリティーコンサート」による寄附金(1,046,857円)は、公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)がカンボジアで実施している「SMILE Asia プロジェクト(識字と母子保健推進事業)」で活用いただきました。
このプロジェクトは、妊婦や幼い子どもを育てるお母さんたちを対象に、母子保健に焦点をあてた識字教育を提供し、学習者の識字能力を向上させることを目指しています。
この支援により、160人のお母さんたちが教室に通い、識字能力向上に励んでいます。その家族や地域の人々にも識字学習が広がり、子どもたちの教育についても関心が高まっていくことが期待されます。
■文字を書く練習をするお母さん
(プノンペン市内のンゴーク村)
(C)ACCU■学習者、教師の皆さん
教本やノートなどを入れるためのバッグ制作は、昨年識字教室に通った村の女性たちが行います。バッグ制作は、村の女性たちの収入向上にも貢献します。 (プノンペン市内のボエウン・トム3村) (C)ACCU
学習者の皆さんの参加動機
- ●「読み書きを学んで、別の場所で働いている夫の手紙を読めるようになりたい」(クデイ・チャス村 ノウアンニーさん、28歳)
- ●「自分がどのぐらいの量の畑仕事を一日にして、いくら収入があるのか記録できるようになりたい」、「衛生やなど子どもの適切なケアの仕方を学び、子どもに教えたい」(クデイ・チャス村ヤンチェンダさん、41歳)
- ●「読み書きを学び、子どもに勉強を教え続けたい、自分がモデルとなり、子どもが学校に通うよう励ましたい。SMILEに参加することによって家族は『盲目』ではなくなるだろう」(クデイ・チャス村 チョンモンさん、42歳)
- ●「読み書きを学び、自分や子どもの名前を書けるようになりたい、雑誌や本を読めるようになりたい、栄養のある食物など、子どもをどのように育てるかを学びたい」(トロパイン・トロブ村の女性)