TOPPANグループでは、創業以来「人間尊重」の基本理念に基づき、従業員の健康に関する様々な取り組みを進めてきました。さらなる従業員や家族の健康の保持増進のため、会社や健康保険組合それぞれで行われている取り組みや計画を見える化、体系化、整理し、2015年に社長名で「健康経営宣言」を制定しました。宣言にある重点項目を中心に、従業員とその家族の健康づくりを推進するとともに、事業活動を通じて世の中すべての人の健康づくりに資することで、社会に貢献していきます。

健康経営宣言

TOPPANグループは、従業員が心身ともに健康で、個性や能力を最大限に発揮することが、企業の発展につながると考えます。
1900年の創業以来培ってきた「人間尊重」の基本理念に基づき取り組んでいる健康の保持・増進活動を前進させ、会社・労働組合・健康保険組合そして従業員とその家族が一体となって、健康づくりを推進していきます。
さらには、当社の健康に関する様々な事業活動を通じて、世の中全ての人の健康づくりに資することで社会に貢献していきます。

重点項目

私たちは、積極的に挑戦する「やる気」、心身ともに健康で、明るくいきいきと活力に満ちた「元気」、そして、真剣に取り組み、最後までやり遂げる「本気」という3つの「気」を持って仕事に取り組める状態を「健康」ととらえ、従業員とその家族の健康の保持・増進のため、より良い健康増進のしくみも取り入れながら、以下の項目を中心に実施します。

  1. 1.職場の活性化施策や、幅広い健康施策に積極的に取り組むことで、心身の健康を保持・増進する。
  2. 2.「こころ」と「からだ」のコンディションを整え、一人ひとりのパフォーマンスの向上を図る。
  3. 3.安全教育やリスクアセスメント活動を強化し、労働災害を減少させる。
  4. 4.健康診断受診及びその結果に基づくフォローアップの徹底により、従業員とその家族の疾病を予防する。
  5. 5.糖尿病や高血圧症等を中心とした重症化予防に取り組む。
  6. 6.労働時間短縮、年休取得促進、育児・介護支援等、仕事と家庭の両立への取り組みを推進する。
  7. 7.会社、健康保険組合をはじめ、TOPPANグループが持つ様々なノウハウ・機能を活用して、健康で安心な社会づくりに貢献するヘルスケア領域の事業を推進する。
制定日 平成27年10月29日
改定日 令和5年10月1日
TOPPANホールディングス株式会社
代表取締役社長 CEO 麿秀晴(まろ ひではる)
従業員の健康の保持・増進の説明図

健康経営推進組織図

会社と健康保険組合による「健康経営推進協議会」を設置し、代表取締役社長を健康経営責任者とする推進体制を整備しています。協議会において、様々な施策を検討し、各事業所や診療所など関連部門と連携し、施策を実行します。

健康経営推進組織図

健康経営戦略マップ

健康経営による課題解決に向け、健康関連投資とヘルスケア事業推進の2面において具体的なマイルストーンを置き、PDCAサイクルを回しながら、戦略を推進していきます。

健康経営戦略マップ

(*)基本的に「健康投資」と「健康投資施策の取組状況に関する指標」は1対1で対応する。しかし、中には複数の「健康投資施策の取組状況に関する指標」に対応する「健康投資」も存在するため、そのような「健康投資」を「様々な効果に関連する健康投資」とする。

健康経営の目標値

健康経営推進におけるKPIとして「肥満リスク」「高血圧リスク」「糖尿病リスク」「脂質リスク」「家族特定健診受診率」「婦人科検診受診率」「休暇取得日数」の7項目を設定し、進捗の確認および目標達成に向けた取り組みを進めています。

健康経営のためのKPI(年度別目標値)

これまでの取り組み

職場の活性化、コミュニケーション促進

全社横断型スポーツイベントの開催
全社横断型スポーツイベントの開催
労使共催TOPPAN eSPORTS FESTIVAL
アートサロンの開催
はぐくみアートサロン(育児休業中の親子向け)
新入社員向けアートサロン
新入社員向けアートサロン
社内部活動
野球部
ゴルフ部
剣道部
ラグビー部
バスケットボール部
駅伝部

その他にも各事業所にたくさんの部活動があります。

健康経営ハンドブックの作成・配付
健康経営ハンドブック
TOPPANの健康経営ハンドブック
社員と家族、そして、世の中全ての人のために

社員の健康管理方法(健康保険組合とのコラボヘルス)

事業所・健保が一体となった活動
事業所・健保が一体となった活動
事業所・健保が一体となった活動
事業所・健保が一体となった活動
事業所・健保が一体となった活動
ヘルスケアReport

事業所ごとの健康状態を見える化した「事業所ヘルスケアReport」を配信し、各事業所の健康づくりに役立てています。

ヘルスケアReport
重症化予防の取り組み

早期に受診すると通院や服薬の開始により一時的に医療費は増加するが、年齢が上がった時に重症化を防ぐことができ、結果的に医療費の抑制にもつながります。当健保組合では事業所や診療所による早期からの受診勧奨を実施し、重症化を予防しています。

健康保険組合の診療所

全国51ヵ所に設置し、社員の「元気」をサポート。

健康保険組合の診療所
健康保険組合の診療所
森林セラピー

森林セラピーは科学的証拠に裏付けされた森林浴のことで、森を楽しみながら心と体の健康の保持・増進、病気の予防に取り組んでいます。

森林セラピー
Happy & Healthy Canteenプロジェクト

社員に身近な社員食堂を食生活改善の場所とするために、社員食堂業者と事業所と健康保険組合(診療所)が協力し、健康に関する情報交換、課題共有、事例発表等

Happy & Healthy Canteenプロジェクト
生活習慣病予防対策

生活習慣病予防の中でも注力事業として、家族特定健診受診促進、糖尿病・高血圧重症化予防を実施。

1.家族の特定健診率の推移
棒グラフ:家族の特定健診率の推移図 2023年度の家族の特定受診率を85%とすることを目標としています。最終的には100%を目指しています。
2.糖尿病・高血圧重症化予防
生活習慣病予防対策
受診勧奨DM
糖尿病検査(HbA1c7.0以上)対象
生活習慣病予防対策
生活習慣病予備群対象栄養教室(昼食時)

心身のコンディション管理とパフォーマンスアップ

睡眠・健康管理等、ヘルスケアに関する最先端の知見を活用した様々な施策や、脳神経科学に基づくセルフマネジメント、ストレスマネジメント等を学ぶプログラムを実施するなど、社員一人ひとりが心身の良好なコンディションを維持管理し、習慣化する環境の整備を進めています。そして、各施策が生産性向上やパフォーマンスアップに与える影響を検証・分析し、より経営に資するべく施策の改善や新たな取り組みに結び付けています。

心身のコンディション管理とパフォーマンスアップ
心身のコンディション管理とパフォーマンスアップ
心身のコンディション管理とパフォーマンスアップ

顧問契約を結ぶハーバード大学医学部客員教授の根来秀行氏の監修のもと、ヘルスケアの観点から、ベストなコンディションを保つ睡眠方法や呼吸法、日々のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方等、パフォーマンスアップを図る各種セミナー・eラーニングを実施しているほか、新入社員研修では運動・睡眠等の記録などコンディション管理の習慣化を促すプログラムを実施している。

心身のコンディション管理とパフォーマンスアップ
心身のコンディション管理とパフォーマンスアップ
心身のコンディション管理とパフォーマンスアップ

脳神経科学の観点からストレスに対する正しい知識と対処方法を学ぶプログラムを入社3年目までの社員に実施し、若い時期から基盤作りを目指している。また、今後成長が期待される社員に対し、マインドフルネス&ストレスマネジメントプログラムを実施。フィールドワークを通じ運動がもたらすストレスへの効果も学ぶ。体験前後での意識や行動の変化および生産性への影響を検証している。

認定

健康経営銘柄・健康経営優良法人(ホワイト500)

経済産業省が東京証券取引所と共同で「健康経営(※)」に優れた企業を選定する「健康経営銘柄2021」に選定されました。また、保険者と連携して優良な「健康経営」を実践している法人を認定する「健康経営優良法人2021(ホワイト500)」にも、選定されました。2017年から、5年連続での選定となります。(※健康経営は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。)

健康経営銘柄2021 健康経営優良法人2023(ホワイト500)

スポーツ推進企業認定

東京都より令和元年度「東京都スポーツ推進企業」に認定。「東京都スポーツ推進企業」は4年連続の認定。
スポーツ庁より「スポーツエールカンパニー2023ブロンズ」の認定を受ける。

東京都スポーツ推進企業 2022 認定
SPORTS YELL COMPANY 2023